キャスト中国ビジネス

【ミニコラム 第78号】明日から国慶節

メールマガジン
2024年09月30日


 上海も先週くらいから少し秋らしい気配を感じられるようになりました。
 中国は明日から7日まで国慶節休暇に入ります。この長期休暇を利用して日本へ戻られたり、中国国内を旅行される方も多いと思います。
 ところで、先日、旅行社の方から、日本から中国への観光ビザ申請が非常に簡便になったという話を聞きました。形式上は2名以上で申請する団体旅行ビザですが、必要書類はパスポートコピーだけで手続きできるということでした(但し、この手続きができる旅行社は限定されているようです)。また、ビジネス用ビザについても長期間のマルチビザが結構簡単に取得できるということであり、日本に対するビザ免税措置が再開されないなか、表に見えない形でいろいろな対策がとられているようです。

 話は変わりますが、中国でネットショッピングした際に届いた商品が気に入らなかったり、サイズが合わない場合には簡単に返品できます。実際、私も何度が返品して代金を返金してもらったことがあります。
 実際に返品を申請する画面には「①返品して代金を返金、②商品を交換、③代金返金のみ」という選択肢がでてきます。この選択肢をみたときに「③代金返金のみ」ってどういうことだろう?と思ったものの、返品する自分には関係ないと思ってスルーしていたのですが、最近、この「代金返金のみ」を利用した商品搾取(いろいろ理由をつけて返金だけ受けて商品はそのまま返さない)が増えており、そのような消費者を相手にショップ側が容赦なく少額訴訟を起こしているようです。そのような選択肢を安易に設定しているECプラットフォーム側にも問題があるのではないかと思いますが、この選択肢を利用してコズルイことを行っている消費者にショップ側が業を煮やして鉄槌を下しているようです。


 

永野


 >>> コラムアーカイブ 
 

最新関連コンテンツ