【ミニコラム 第165号】バイト5日間で6000元(約12万円)の赤字

長い夏休みをどう過ごすか。先日、中国の検索トレンドで面白い動画を見かけたので、ご紹介します。
ある少年が夏休みにフードデリバリーの仕事を始めました。ところが、5日間働いても収入はゼロ。それどころか、家族の出費は6000元近くに膨らんだそうです。
少年がレンタルの電動バイクを「古くて嫌だ」と言ったため、親は5000元を支払って新車を購入。バイクの充電が切れると、親が予備のバッテリーを届けましたが、その際に路上駐車をして、100元の罰金を科されました。
少年が店を見つけられず、父親が代わりに料理を受け取りに行った際には、高齢の女性にぶつかり、示談で500元を支払うことに。少年自身も転倒して配達中の料理3件分を駄目にし、100元余りを弁償しました。スマートフォンの充電切れに備えて買ったモバイルバッテリーも、翌日にはなくしてしまったそうです。
両親はそろって5日間仕事を休み、少年の配達に付き添いました。その間の収入もゼロです。
この動画に対し、ネット上では「子どもは何かあると、まず親を呼ぶ。それは、親が日頃から何でも尻拭いしてきたからではないか」という指摘が寄せられていました。
配達中の料理を駄目にしたなら、自分で弁償する。交通違反をしたなら、自分で罰金を払う。苦労も失敗も自分で引き受けてこそ、本当の成長といえるでしょう。
「生活を体験する」はずが、逆に生活に振り回されることになってはいけません。うがった見方をすれば、動画をバズらせるためにわざとやっているようにも見えますが、それでも親の関わり方について考える価値のある事例だと思います。
三石

















