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動画研修コンテンツへ 中国では22年末のコロナ「第1波」に続き、23年の春は、A型インフルエンザが大流行しています。
SNSで「A型インフルエンザに罹患しても、自己判断でオセルタミビルを服用しないでください」との注意喚起があったときに、はじめて「オセルタミビル」という言葉を目にし、これがA型インフルエンザの薬なんだということが分かったのですが、A型インフルエンザの流行に伴い、その特効薬であるオセルタミビルの価格が高騰しているようです。
オセルタミビル顆粒は100元以上、オセルタミビルカプセルは400元近くの高値で取引されているところさえあります。また、通販で1-3日で配達されるオセルタミビル顆粒の価格も、2月末の約60元から90元へに上昇しています。
今回のA型インフルエンザの流行では、特効薬の高騰に加えて、予防接種についてもワクチン不足で疾病予防センター(CDC)からは『10月まで予約が取れない』と言われた」という話も聞こえてきます。
子どもの学童保育がインフルエンザで閉鎖されたり、Wechatモーメンツで毎日のように誰かが「子どもの熱が下がらない」という投稿をアップしているように、現在、中国では「A型インフルエンザ」が猛威を振るっています。
なぜ今回の「A型インフルエンザ」がこれほど深刻なのか。コロナ禍から解放された後、人々がマスクをしなくなったからなのか。一部の専門家が言うように、コロナ禍中で有効な免疫を獲得できなかったことによる「免疫負債」のせいなのか。それともインフルエンザウイルスがさらに強力に変異したからなのか。真相は不明ですが、毎年、冬から春にかけて流行していたインフルエンザがコロナ禍の3年間ではまったく表にでてこなかったのが、コロナ政策が緩和されたことにより、元どおりの流行がやってきたということだと思いますが、いずれにしても一難去って一難で…。これにコロナ「第2波」が加わらないことを願うばかりです。
ところで、「オセルタミビル」と言われても、日本人でも???となりますが、日本では「タミフル」の商品名で流通している抗ウィルス薬と同じものです。
(三石)