【ミニコラム 第159号】名門大が夢中になった「ガチョウレッグ」

最近、#鵝腿阿姨 塌房#(ガチョウレッグおばさんの転落)がネット上で大きな注目を集めています。「ガチョウレッグおばさん」こと陳秀鳳さんは、ガチョウのもも肉と偽って長年にわたりアヒルのもも肉を販売していました。それにもかかわらず、北京大学、清華大学、中国人民大学といった名門大学の学生たちの間では、彼女の「ガチョウレッグ」が長年にわたって争奪戦になるほど人気を集め、「ガチョウレッグおばさん争奪戦」と呼ばれるブームまで起きていました。中国人民大学の食堂が自前でガチョウレッグを開発したこともありましたが、学生たちからは「おばさんのほうがおいしい」と不評だったといいます。皮肉なことに、彼女が北京の国貿CBDエリアに商売を広げたところ、会社員たちによってすぐに見破られ、通報されました。こうして、いわゆる「ガチョウレッグ」が実はアヒルのもも肉であったことが明らかになりました。さらに、食品安全上の問題も指摘されています。
これと対照的に、大学生たちは思い出や愛着というフィルターにとらわれ、長年その違和感に気づきませんでした。一方、国貿の会社員たちは常識に基づいてすぐに通報しました。ネット上では、「トップクラスの大学の学生が、こんなにもだまされやすいとは。社会人のほうがよほど冷静だ」といった声も上がっています。
弁護士によれば、「ガチョウレッグおばさん」の行為は民事上の詐欺に該当し、消費者は「代金の返還に加え、その3倍の賠償」を請求できるとのことです。また、販売額が5万元を超える場合、刑法に触れる可能性もあります。現在、規制当局が調査に乗り出しています。
この騒動の中で、唯一「本物を使っていた正直者」と称賛されているのは、かつて人民大の学生たちに不評だった大学食堂というのは、皮肉な話です。社会で受ける授業は、やはり学校の授業よりもずっと現実的なのかもしれません。
三石

















