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【ミニコラム 第146号】ロボットに何を期待するのか

メールマガジン
2026年03月05日


 最近、中国のロボットの映像が日本でも話題になっていました。
 テレビの春節の大型番組で、人型ロボットが武術の動きを披露するというものです。蹴りや回転の動きがすごく滑らかで、見たときは本当に驚きました。

 中国のロボット技術は、ここ数年で急に存在感が出てきた印象があります。以前から産業用ロボットは多く使われていましたが、最近は人型ロボットのニュースもよく見かけます。

 それを見ていて、少し面白いなと思ったことがあります。
 ロボットに対するイメージが、日本と中国では少し違うように感じるのです。
 中国のロボットの紹介を見ると、重い物を運ぶ、工場で作業する、人の動きを代替する、といった「人間の手足の延長」のような用途が強調されていることが多い気がします。

 一方、日本で「ロボット」と聞くと、少し違うイメージが浮かびます。
  会話をするロボットや、生活の中で人に寄り添うロボットです。ドラえもんのような存在を思い浮かべる人も多いかもしれません。実際、日本ではコミュニケーションロボットの研究や製品がよく紹介されてきました。

 ニュースや紹介のされ方を見ていると、中国では「人の作業を置き換えるロボット」、日本では「人と関わるロボット」が話題になることが多いようにも感じます。
 技術そのものよりも、ロボットに何を期待するのかが違うのかもしれません。

 もし自分が一台ロボットを持てるとしたら、どんなロボットがいいでしょうか。
 重い物を運んでくれるロボットか、それとも話し相手になってくれるロボットか。
 そんなことを考えるのも、なかなか楽しいものですね。
 


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