【ミニコラム 第144号】春節快楽

中国の春節が近づいてきました。一年に一度の“渡り鳥のような大移動”が、今年も始まります。疾走する高速鉄道、ゆったりと進む緑色の鈍行列車、そして高速道路の灯りは星の川のような光景を描き出します。
世界最大規模といわれるこの人の移動は、表向きには交通システムにとっての年に一度の大試練。しかしその奥で脈打っているのは、何千年も変わらない中国人の文化の鼓動です。 春節には帰る。団らんは、道の向こうにある――。
予測によれば、2026年の春運(旧正月前後の特別輸送期間)には、延べ95億人の地域間移動という新記録が見込まれています。移動手段の8割以上は自家用車で、高速道路では既に20キロを超える渋滞も各地で発生しています。一方で、テクノロジーも進化を続けています。例えばカーナビアプリ・高徳地図の「鷹眼守護」は、異常気象や危険区間を事前に察知して注意を促す予測機能で、ドライバーの安全運転を支えてくれます。高速鉄道では夜行便が約1000本増発され、運転士の顔認証による疲労検知システムも導入されています。
海外の友人から見れば、にわかには信じがたい光景かもしれません。けれど、これは単なる交通の大移動ではなく、「家」への強い思いと温かな情を、社会全体で紡ぎ続ける営みでもあります。
どこにいても、団らんを願う心は同じ。 皆さまの道中のご無事と、新春のご多幸を心よりお祈りいたします。新春快乐,马年顺遂!
三石





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