【ミニコラム 第98号】羅平の菜の花
3月の最初の週末を使って、雲南省石林と羅平の菜の花畑を見に行ってきました。
羅平の街は耕作地だけでなく、分離帯の花壇、街路樹の下もすべて菜の花が植えられており、街中が菜の花だらけでした。ガイドの説明によると昔、羅平は非常に貧しかったが、この菜の花のおかげで非常に豊かになったということでした。また、ネット情報によると、「羅平県全体の菜種栽培面積は、1943年の10,256ムー(約684ヘクタール)、菜種の生産量30.8万キログラムから、2022年には100万ムー(約66,667ヘクタール)、菜種の生産量20万トンに増加し、栽培による生産額は10億元(約200億円)を達成しました。菜種栽培により、ますます多くの農家がその恩恵を実感しています!」ということですが、菜の花は農家だけでなく、観光業にも大きく貢献しているようです。開花の時期が短いため、その期間に儲けようという商魂の逞しさを感じました(一番見ごたえのある菜の花畑の一帯を区切って、そこに入るのに入場料をとっていましたが、その一帯に入らなくて十分景色は楽しめるのですが…、)。3月初めということでまだ、8分咲きのところも多かったのですが、あたり一面黄色の景色には癒されました。ちなみに菜種収穫後はジャガイモを植えるということでした。観光地の屋台でジャガイモ丸ごとを焼いて売っており、物凄く食欲をそそられたのですが、ツアーのため、1人だけ別行動するわけにもいかず、食べられなかったのが心残りです…。
永野