【ミニコラム 第45号】春節前後のデリバリー難
先週は上海も本当に久しぶり雪がふり、冷え込んだ日が続きました。
もうすぐ春節ということもあり、街中は赤い色で彩られはじめていますが、この春節前後になると不便になるのがデリバリーです。
外地から出稼ぎに来ている配達員が春節前に故郷に帰るため、平時だとすぐ届くデリバリーも時間がかかるようになります。故郷に戻った配達員のほとんどは旧暦でいう「小正月」まで、故郷でゆっくりしてから戻るケースが多いため、デリバリーの混乱はその時期くらいまで続きます。
大学卒業したけど就職難でデリバリーをやっている若者や、リストラされてデリバリーをやっている中年も多くなっており、配達員が飽和状態にあるという話もありますので、今年の春節前後のデリバリーは例年ほどの影響はないかもしれません。
先日、自宅でデリバリーで食事を頼み、配達員から「玄関の外に置いたから」という電話があったので、玄関をあけてみたら見当たらないため、配達員へ「ないけど、間違ったんじゃないの」と電話したところ、やっぱり別な棟の同じ階の適当な玄関に置いたらしく、それを取りに行って、配達しなおしてくれることになったので、この時間ロスで料理冷めているだろうし、文句言わなきゃと身構えていたのですが、玄関あけたとたん「本当にすみません」と若い背の高い青年(中国でいうと「帅哥」)から平身低頭謝られ、思わず「いいよ」と言っていました…。
永野