【ミニコラム 第128号】万博閉幕! 半年間を駆け抜けて
大阪・関西万博が幕を閉じました。
地元開催ということもあり、弊社大阪事務所でも話題が絶えず、大阪の街にはミャクミャクがあふれ、どこへ行っても熱気を感じました。
私は通期パスで、開幕日から閉幕日までの半年間に計36回入場しました。予約が取れず嘆いた時もあれば、エラー続きの公式サイトに振り回された夜も、早朝からゲートに並んだ日もありました。ツラさと楽しさが混ざり合った濃密な半年間でした。今はまさに“万博ロス”の真っ只中です。
万博を通じてあらためて感じたのは、「実際に体験すること」の圧倒的な力。SNSや動画で多くの情報に触れられる時代でも、五感で受け取る実感は別格でした。
大屋根リングのスケールに圧倒され、パビリオンへ足を踏み入れた瞬間の香りに国ごとの文化を感じ、歌や踊りの響きに身体ごと巻き込まれる。さらに、現地では新しい技術やアイデアが紹介され、開発者や担当者から直接話を聞けたことが、知的好奇心を強く満たしてくれました。
会場にはいつも、未来を見据えた視線と、互いに持ち寄られた知恵と技術の重なりから生まれた明るい空気がありました。万博は終わってしまいましたが、あのポジティブな空気は、これからの日常の見え方を前向きなものにしてくれそうです。
淼