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【ミニコラム 第118号】寧波でバレーボール観戦! VIP席を買ったはずが…?

メールマガジン
2025年08月04日


 先週、木曜日に寧波まで行き、バレーボールネーションズリーグ決勝ラウンドの日本―ポーランド戦を観戦してきました。試合自体は負けましたが、間近で迫力のある試合を観戦でき、試合自体もショーアップされていて楽しかったです。
 ただ、このチケット入手過程で騙されてしまいました…。
 先々週、日本に戻っているときに日本で開催されていた決勝リーグをテレビでみていたときに、決勝ラウンドは中国、寧波で開催されることを知り、寧波だったら行けるかもしれない、日本の男子バレーチームは大人気で日本で開催される試合のチケットは発売と同時にソールドアウトらしいですが、中国だとチケット取れるかもしれないと思い、自分で中国の検索サイトから購入サイトを見つけて、折角だからいい席で見ようと思い、VIP席の価格をみたところ、1300元と非常に高く、かつ、キャンセル不可となっており、ちょっと高すぎるし、行けない可能性もあるかもと躊躇していたのですが、こんな機会はないと思い、エイヤーと購入し、これでいい席で見れると安心していたところ、購入して1日もたたないときに、「あなたが買ったVIP席は暫定空きがない。もし、最終的に空きがなければ「乙席」でもいいか?「乙席」に変更した場合には差額の300元を返金する」という電話が携帯にかかってきて、「暫定、席がない?」ってどういうこと?と思いつつも席がなければ仕方ないしなぁと思い、深く考えず「いいよ」と返事したのですが、これが罠でした…。
 試合の前々日になって、私がチケットを購入したプラットフォームのアプリで確認したところ、送られてきたのは「200元の乙票」。なんで1300元も払って、200元の乙票???? ここからこのプラットフォームのカスタマーと喧々諤々のやり取りがあり、結局は300元返金されたものの、チケットは乙票のまま…、1000元で200元のチケットを購入したことになってしまいました。200元の席はもちろん、後方の席です。折角、寧波まで行くからには前の席から見たいと思い、再度、他のチケット購入ルートを検索したところ、チケット公式販売サイトがWechatプログラムにあることを発見し、そこからチケット情報を確認したところ、VIP席は580元…。かつ座席指定までできる(私が高値で買ったサイトでは座席指定もできなかった…)、さらにはまだ席が残っている!!!思わず「どういうことやねん!!!」と怒り心頭でした。 
 会社の中国人スタッフからは、「わけのわからないサイトからチケット買っちゃいけない!このサイトは黄牛(ダフ屋)がやってるサイトで評判が悪い」と散々怒られました。中国でのダフ屋取り締まりが厳しくなり、当日、現場でチケットを高値で転売するようなことができなくなったダフ屋はネットに進出し暗躍していました…。
 皆様もお気を付けください。

 

永野


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