【ミニコラム第91号】チベット地震

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2025年01月10日

　1月7日にチベットでM6.8の地震が発生し、現在も懸命な救出、被災者支援が行われている様子が報道されています。
　今回、地震のおこったチベットのシガツェ（日客則）の定日県は、チョモランマの麓一帯の地区で、チョモランマ観光のための拠点の街になります。
　私は昨年、2月と10月の2回、この地区を訪れていますが、ホテルや商業施設などの一部の建物を除き、チベット族の住居は煉瓦と泥で作られているため、M6.8の地震ではひとたまりもなかったと思います。
　チベットには多くの解放軍が常駐していることもあり、救援活動は非常に迅速に行われており、被災者用簡易テントがいくつも張られ、温かい食事の供給も十分にできているようです。
昨日（8日）には、現地政府から「すでに救援部隊は十分に派遣できており、かつ、チベットは高地寒冷の自然環境でもあるため、一般人がボランティアとして救援活動に来ないでほしい」という発表が行われています。確かに4000mを超える高地であるこの地区では、動くだけでも息切れし、体力を要します。
　「愿平安」、現地の方の無事をお祈りしています。