第13期全国人民代表大会第4回会議は、「香港特別行政区の選挙制度を完全化することに関する全国人民代表大会の決定（草案）」の審議要請に関する全国人民代表大会常務委員会の議案を審議した。会議では、香港が祖国に返還された後、国の統治体系に改めて入り、「憲法」及び「香港特別行政区基本法」が香港特別行政区の憲政制度の基礎を共に構成することが認められた。香港特別行政区が実行する選挙制度は、行政長官及び立法会の選出方法を含み、香港特別行政区の政治体制の重要な構成部分であり、これは、「一国二制度」の方針に適合し、香港特別行政区の実際の状況に適合し、国及び香港を愛する者が香港を治めることを確実に保証し、国の主権、安全及び発展の利益を維持保護するのに有利であり、香港の長期にわたる繁栄・安定を保持しなければならない。香港特別行政区の選挙制度を完全化し、かつ、香港特別行政区の実際の状況に適合する民主制度を発展させるため、「憲法」第31条並びに第62条第（二）号、第（十四）号及び第（十六）号の規定、並びに「香港特別行政区基本法」及び「香港特別行政区国家安全維持保護法」の関係規定に基づき、全国人民代表大会は、次のような決定をした。

一、香港特別行政区の選挙制度を完全化するにあたっては、必ず「一国二制度」、「香港人による香港統治」及び高度自治の方針を全面的かつ正確に徹底・具体化し、「憲法」及び「香港特別行政区基本法」により確定され...