法釈[2020]19号
　　十六、「コンピュータネットワークドメイン名にかかわる民事紛争事件を審理する際の法律適用にかかる若干の問題に関する最高人民法院の解釈」を改める。
　　1.序文の部分を次のように改める。
　　「コンピュータネットワークドメイン名の登録、使用等の行為にかかわる民事紛争事件（以下「ドメイン名紛争事件」という。）を正確に審理するため、『民法典』、『反不正競争法』及び『民事訴訟法』等の法律の規定に基づき、次のような解釈をする。」
　　2.第1条を次のように改める。
　　「コンピュータネットワークドメイン名の登録、使用等の行為にかかわる民事紛争について、当事者が人民法院に対し訴えを提起し、審査を経て民事訴訟法第119条の規定に適合する場合には、人民法院は、これを受理しなければならない。」
　　3.第7条を削除する。
　　4.第8条を次のように改める。
　　「人民法院は、ドメイン名の登録、使用等の行為が権利侵害又は不正競争を構成すると認定する場合には、被告に対し権利侵害を停止し、若しくはドメイン名を抹消するよう命ずる旨を判決し、又は原告の請求により原告が当該ドメイン名を登録・使用するよう命ずる旨を判決することができる。権利者に対し実際の損害をもたらしたときは、被告に対し損害を賠償するよう命ずる旨を判決することができる。
　　権利侵害者が故意に権利侵害し、かつ、情状が重大である場合には、原告は、人民法院に対し懲罰的賠償を請求する権利を有する。」
　　5.条文の順序について相応する調整をする。