国家主席令第81号
　三、「文物保護法」について改正をする。
　（一）第20条第2項を次のように改める「原所在地保護を実施する場合には、建設単位は、事前に保護措置を確定し、文物保護単位の級別に基づき相応する文物行政部門に報告して認可を受けなければならない。認可を経ていない場合には、建設着工してはならない。」。
　（二）第40条第2項を次のように改める「国有文物収蔵単位の相互間において展覧の開催・運営、科学研究等により館蔵文物を借用する必要のある場合には、主管する文物行政部門に報告して備案を受けなければならない。館蔵1級文物を借用する場合には、同時に国務院の文物行政部門に報告して備案を受けなければならない。」。
　（三）第56条第1項を次のように改める「第51条所定の文物を、文物商店は販売してはならず、競売企業は競売してはならない。」。
　（四）第57条第1項を次のように改める「省、自治区又は直轄市の人民政府の文物行政部門は、文物の購入・販売及び競売に係る情報及び信用管理システムを確立しなければならない。文物商店は文物を購入し、若しくは販売するにあたり、又は競売企業は文物を競売するにあたり、国の関係規定に従い記録を作成し、かつ、文物を販売し、又は競売した後30日内に省、自治区又は直轄市の人民政府の文物行政部門に報告して備案を受けなければならない。」。
　（五）第71条に1項を追加し、第2項として次のようにする「文物商店又は競売企業が前項所定の違法行為をした場合には、県級以上の人民政府の文物主管部門が違法所得及び不法経営に係る文物を没収するものとし、違法経営額が5万元以上であるときは、違法経営額相当額以上3倍以下の罰金を併科し、違法経営額が5万元未満であるときは、5000元以上5万元以下の罰金を併科する。情状が重大であるときは、原証書発給機関が許可証書を行政処罰として取り消す。」。
　（六）第73条第(3)号を次のように改める「(3)競売企業の競売する文物につき、審査確認を経ていないとき。」。