

先日、ネット通販をめぐる別の事件で判決が下されました。
江蘇省の男性・陳氏は、「返品なし返金」の申請を拒否されたことをきっかけに、3年間にわたり900店以上のネットショップに対して2700回を超える悪質な注文を繰り返していました。裁判所は陳氏に対し、生産・経営活動妨害罪で懲役1年6カ月を言い渡し、この事件は人民法院の判例データベースにも収録されました。
陳氏の手口は、次のようなものでした。
まず、商品の品質に問題があると偽り、「返品なし返金」を申請して、商品を返さずに返金を受けようとします。店側に拒否されると、今度は虚偽の理由で何度も苦情や通報を繰り返し、賠償を要求。それでも応じてもらえない場合は、相手の業者が運営する関連店舗を調べ上げ、大量かつ高額な注文を入れます。そして、商品が発送されるとすぐにキャンセルし、店側を「発送すれば損失が出る一方、発送しなければ規約違反になる」という状況に追い込んでいました。
本来、ルールは利用者の利便性を高めるために設けられたものですが、それが一部の人に悪用され、販売者を苦しめる道具になってしまっているのです。
プラットフォーム側がルールをもう少しきめ細かく整え、誠実に商売をする人が損をせず、抜け穴を悪用する人が得をしないようにする。それこそが、多くの人が望んでいることなのではないでしょうか。
三石