ブラインドボックス(盲盒)とは、文字どおり中身が見えない箱のことで、いわゆる「サプライズボックス」とも呼ばれます。購入するまで中に何が入っているのか分からないのが特徴です。おもちゃ付きのお菓子(いわゆる食玩)からお菓子を取り除いたものと考えると、イメージしやすいかもしれません。
一説には、日本の福袋が発祥で、それがガチャガチャに応用され広まったといわれています。その後21世紀に入り、ブラインドボックスは流行のおもちゃとして広く普及しました。現在では、トイ・フィギュアや化粧品、お菓子など、様々なタイプのブラインドボックスが出現しています。
中国では1990年代にブラインドボックスが生まれつつありましたが、2012年に本格的な展開が始まり、2016年には大手企業がマーケティングを開始しました。それ以降、資本の増強により、中国のブラインドボックス経済は2019年から2020年にかけて活況を示しました。最近では、国内のデザイナーズトイ企業が海外市場への進出にも成功しています。
海外では東南アジア市場で、特に若者に人気があるそうです。元値99元の商品がシークレットモデルとして数十倍の価格で取引されることもあり、ベトナムやタイではブラインドボックス市場が非常に熱くなっています。先頃、#国をまたいでブラインドボックスを販売し、月10万元以上を稼ぐ男 というトピックが世間の注目を集めました。ベトナムで越境ECライブストリーミングに携わる男性が、ビジネスを始めてわずか2ヶ月で月収10万元を超えたと報じられています。
この報道には懐疑的な意見もある一方で、ブラインドボックス業界の収益性の高さや市場の需要に注目が集まっています。これを探求する価値のあるビジネスチャンスとみなす人もいれば、単なる誘導広告と見なし、この収入の持続可能性を心配する人もいます。
さて、あなたはブラインドボックスにお金を使ったことがありますか?
三石