NHKで「世界はほしいモノにあふれてる」という番組がありますが、今の季節、中国は美味しい果物であふれています。「ライチ」「パッションフルーツ」「杏子」「李子」「棗」「桃」「すいか」「メロン」「サクランボ」「ブドウ」…。
日本ではライチは冷凍もの、杏子は乾燥ものがほとんどですが、ここでどちらもフレッシュな、瑞々しいものをいくらでも食べることができます。桃は日本の白桃、黄桃と同じ種類のもの以外に、押しつぶしたような平べったい「桃」もあります。パッションフルーツは日本ではほとんど食べられていないと思いますが、中国のパッションフルーツは非常に美味しいです（私の今の一押しフルーツです。）。「メロン」はウイグルのハミ瓜から山東省の羊角瓜、海南省のマスクメロン等々種類が豊富です。
中国は国土が広いため、その地方の気候にあう果物が生産されており、かつ、物流網が発達しているため、各地で生産されたフルーツを上海にいても収穫後、2、3日で食することができます。また、現在は産地の農家が自らライブ配信で果物を売るのが流行になっています。
昔の中国の果物は糖度が低く、それほど美味しいと思ったことはなかったのですが、最近の果物は本当に美味しくなっています。
動植物検疫のため、フレッシュな果物を日本へ持ち帰ることはできないため、日本のメンバーに味わってもらえないのが残念だと思いつつ、1人で堪能しています。
永野