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【ミニコラム 第51号】「附加証明書」ご存じですか?

メールマガジン
2024年03月14日


 3月13日の会員限定ウィークリーニュースで「中国に提出する書類の取扱い変更にご注意ください。~実名認証強化と認証方式変更(アポスティーユ)」という記事を配信しておりますが、今後の中国での登記手続きに関する重要な内容になっていますので是非ご一読いただければと思っております。
 実は直近の変更登記手続きにおいて、蘇州地区の市場監督管理局から新任董事のパスポートについて、「附加証明書(附加证明书)」の提出を要求されました。
 「附加証明書」と言われても当初はどのような証明かがわからず、管轄市場監督管理局にサンプルを要求したのですがサンプルはないという回答だったため、調べた結果、結局は「附加証明書」とはアポスティーユのことだとわかり、日本ご本社へその取得を依頼したことがあります。
 ところで、弊社で中国での登記変更手続きを代行する場合には、申請資料を事前に管轄市場監督管理局窓口で確認してもらったうえで、署名、押印をお願いしていますが、事前確認した申請資料であっても、実際の申請時に事前確認時とは別な窓口担当者にあたると別な指摘を受けて修正させられることが往々にしてあります。お願いだから申請資料チェック時に個性を発揮しないでと思うのですが、修正しない限り受理してもらえないので指示通りに修正したうえで提出することになります。
 また、申請資料内容及びチェックの厳しさについては地域差もありますので、申請地の市場監督管理局への事前確認は必須です。

 

永野


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