Job2Me主催「労働契約法草案セミナー」開催 公布・施行を控えた労働契約法への注目が高まる中、キャストグループのJob2Me主催の「労働契約法草案セミナー」が2月1日、上海市で行われた。講師を務めた上海市世民律師事務所の戴暁龍律師(パートナー律師)は、現行法との違いをポイント別に説明。主に人事部、総務部、管理部担当のスタッフ計37名(27社)が来場し、講師の話に熱心に耳を傾けたほか、今後の適切な契約締結方法や、労務派遣についてのより実務的な質問も多く飛び出した。 戴律師は、昨年12月24日に明らかになった第2審議稿の内容と、草案第1稿及び上海市における現行法規を比較、解説。「無固定期間労働契約の締結条件として、『2回連続して固定期間労働契約を締結した後に更新するとき』が加えられたこと」、「労務派遣単位は、被派遣労働者と2年以上の固定期間労働契約を締結しなければならない」といった、第2審議稿で登場した新たな点を例に出し、雇用側のリスク増加を強調した。 同草案については各界で論争が繰り広げられているが、戴律師は、「雇用単位及び労働者の適法な権益を平等に保護する」のか、それとも「労働者の適法な権益を突出させて保護するのか」ということがジレンマになっているとした。 労働契約法、年内にも公布・施行される見通しとなっている。 Job2Meは、各社の人事担当者向けに今後も同様のセミナーを開催していく予定。 |