「工会」は「労働組合」という日本語に訳されています。日本での「労働組合」という概念から考えますと、「労使間対立」といった情況が想起されますが、中国の「工会」の性質は資本主義国家の労働組合とは若干異なり、むしろ「労使間の利益調整役」としての役割を担うものです。今回は、「工会」の設立とその機能、役割、権限、並びに工会の活用方法(ストライキ、労働契約の解除等)についてお話し致します。 本セミナーの講師は、第1回と同じく、90年代初頭に中央政府労働部において「労働法」の起草に携わり、日本貿易振興機構(ジェトロ)の委託を受けキャストグループが編集した「上海進出企業の労務管理Q&A」の監修を行った、労働法のプロフェッショナルである斉斌律師とキャストコンサルティング広州分公司の法律顧問である謝宏律師(上海世民律師事務所広州分所代表)です。今回の受講定員は20名様とさせていただいておりますので、お早めにお申込下さい。皆様のご参加をお待ちしております。 |